昨日オルガンヴィトー『幻探偵(まぼろしたんてい)』楽日を観に行く。
「不思議地底窟 青の奇蹟」 と言うちょっと変わった会場である。
その会場の壁一面からタラリン〜タラリン〜と水が滴り落ち、
最後には床一面がプールに…。水浸し…、いやいや役者全員が最後はザボンッ

ザボンッ

なのである。
会場殆どを舞台にして、工事現場の足場のような作りのところに下20人、上10人ばかりの観客…、入ってすぐ渡されたタオルとレインコートで察しはついていたが…、ここまでとは…。
飛び散る水しぶきは冷たい、いくら池にみたてたプールにお湯が入っていても、壁から滴るのは水、「よくこんなこと考えたなぁ〜、こんな寒い時に」体を張った役者のことばはすこぶる明解寒と闘いながら必死でしゃべる…。
導入部分(頭)と最後が現代の『明智智子探偵事務所』と小林助手の謎から始まるのだが…、昭和35年の新聞の切り抜きからその時代のある村の大地主的存在の神沼一族のしてきた悪事許せじと、神沼家長から辱めを受けた墓掘り人娘碧が次々と神沼一族の滅亡に追いやる…。それは新聞記事では想像もしなかったこと。
「阿弥陀仏の本願は老小善悪のわけへだてなく、すべての者を救うてくださること。ただ、念仏ひとつで阿弥陀仏に救うていただけよ。」墓掘り人夫の娘碧(不二稿京さん)がどんな畜生でも救われたいと願ったときから救われる…、と言いながら碧が復讐の手口を語るシーンは圧巻どんどん碧が本当に怖くなっていく…。
半漁の亡霊としていつも池の中からダンダン〜と登場する七海大洋さん、登場を楽しみに待ってしまう井内俊一さん、そして舞台上を駆け回りながらもいつも真剣な本城ケイタくん、他の役者さんたちも文句付けようなしっ

本当に楽しい2時間を過ごした…。
頭とラストのシーンはいらないと思ったのだが…。
オルガンヴィトーの活動歴をみると2006年より「不思議地底窟 青の奇蹟」を拠点として新生オルガンヴィトーとして活動を開始している。
昼は劇団員で喫茶「不思議地底窟 青の奇蹟」(金土日はイベントハウスとして貸出)を経営しながら、アトリエとしても使うようだ。
その活動歴を見ながら、私自身劇団の在り方を考えた…。
