2008年06月27日

天才と台詞覚え…。(日々の稽古の積み重ねから)

たとえば台所でみじん切りを(フードプロセッサーなしでやった場合)まな板一杯に作る。

鍋からこぼれるのが許せない私は慎重に、鍋に全てを入れる…。
(ただ単に片付け嫌なだけ?)
こぼれない…、「ほっ」胸を撫で下ろす。
得意である。理由は一つ、細かい野菜がそこらじゅうに散らばるのが嫌なだけ。

もう一つ得意なのが台詞覚え…、どんな台詞でも電車に30分乗っていると、すぐ覚える…。
作者の「…ね、…です、…だから」細かい語尾も集中して覚える…。
(本当は心の中でここの細かい部分は「 い〜!い〜! 」と癇癪起こしながら覚える)
でもどうにか覚える、…すぐ覚える…。)

これは長年培ったもの…。…昔は全然ダメだった!


うんと昔、現場に木内みどりさんとご一緒したことがある。
わたしが芝居の世界では子供と言って言い位のころである。
みどりさんは凄かった!稽古場では台本を外すことはなかったが…、
天才だった!本に書かれたことをやるのではなく、その場に起こったことにメチャクチャ敏感で、周りの人達もそれに感化され成り立ち、そしてその人たちの起こすことによって、みどりさんは動かされ…。あんな凄い現場は見たことがないっ!!

私もみどりさんのように成りたいとずっと思って芝居をやって来た。

「今回はセリフを覚えないぞ〜」、毎回公演が始まるたびに口癖のように言っていた!
それはみどりさんに成りたかったからだ…。

ずっぽり起こることに反応をして本を進めていく…。私の理想である。

でも私はある時鈍才の鈍才であることに気づく…。

やっぱり台詞を覚えて、覚えて消化してやっと人と対じ出来ることにきづく…。
人と対じして初めてスタート地点が解った解る気がする…。

鈍鈍才である。すっ〜と話の中に入れない…。
今ここで起こることを見逃している…。

鈍才ゆえに出来ること…、今少し解りかけてきた、今日このごろである…。


ニックネーム nari at 03:11| Comment(0) | 無題

2008年06月23日

チケット発売を前にして…、

6月30日(月)、13号地の『瓦礫と勲章』の前売り発売日だ。

今日ホームページで出演者全員のプロフィールをUPした。

「13号地〜稽古場日記」で随分と写真を撮っていたのに、

なかなかプロフィール用になる写真がない…。

出演者の皆さんから宣材写真を頂いていたが、

せっかく稽古場日記で写真を撮っていたので、

それを使いたかった…。

いつも携帯で撮っているので画素数が少ないのかしら〜。

それとも私の画像処理能力が少ないのかしら〜。

切り抜くとぼけぼけだ〜。

結局、写真選びに時間がかかり半日かかってしまった。

本当にサクサクッとはいかないな〜。

終わってDM用の文章を考える…。

これがまた時間を要してしまった…。

こんな時は稽古のことを考えよう〜。



ニックネーム nari at 00:38| Comment(0) | 日記

2008年06月20日

ぶれない体…、演劇の力…。

昔、「演劇療法の会」とか「演劇治療」うんぬん…と言う劇団が数多あったと思う…。

今若者と芝居を作って行くにあたって、ぶれない体が如何に大切か!!日々考えている。
大声を出す…、大声を出してもぶれない体があれば…、しっかりと舞台で立っていれる。
その体があるからこそ、小さくふつうの喋りが出来るのではないか?
そんなことは私が芝居を始めた27年前、いやいやもっと前から現在の小劇場の先人、先生方には当たり前のことであって、その歴史の中で私は演劇を培って来たのだ。
訳も解らず、ロッポウを踏み、四股を踏んでダンダン床に足を叩きつけながら腰を固定して長台詞を機関銃のように口から放つ…。

今やっとその意味を感じている…。
こんな年齢になって…、でも演技をやっていく以上遅くはない…、今そんな毎日だ。
演劇をやり始めて、私はダメダメだめ子ちゃんだったが、今初心に帰り…、感謝!!

演劇療法の会とかの意味も今、なんとなくだが解りかけてきた…。
ちょっと突き詰めたいなぁ〜。
今の若者には「これ」が必要じゃないかしら?
おいぼれたおばさんも初心に帰ることにより、精神も随分変わって来たと思う…。
自分で思っているだけかしら…?
ちょっと突き詰めてみます!!

















ニックネーム nari at 05:55| Comment(0) | 無題

2008年06月17日

一人稽古場にて…。

先週の土曜日の稽古の時、「秋葉原の事件があってからブログが書けなくなったんだよね〜」と言う私に、劇団に来ている本城ケイタ君から彼の意見を伺う。
本城ケイタ君のブログはとても面白い!!ブログ歴も長い!!
学生時代より、「my日記」という何も書いてない手帳に
毎日、毎日の出来事や感じたことを付けていたらしい…。
なるほど…。
彼曰く「不特定多数を相手にしたら身が持ちませんよ〜、振り分けるんです!自分が振り分けた特定の人を限定して書けば、自ずと見る人も限定されるはず…。」
なるほど…。
私はまだまだだなぁ、最初は書くことに意義を求め、楽しみ、今は得体のしれない相手との一方的な会話になっているようで、怖がっている…。


今日一人稽古場で、「あっそうだ!!私の一番楽しい場所あった!!」
昔、東京に来た頃を思い出す。
稽古場の近くにアパートを借りていた私は、今みたいに稽古の休みの日でもよく一人稽古場に来ていた…。
その頃の転位・21は、年3回〜2回の公演、そして一公演の稽古には3ヶ月を掛けていたので、ほとんどOFFの日はなかったのだけれども…。
アパートが嫌いだった、落ち着けなかった、アパートに帰る前に稽古場に。
そして広い稽古場の真ん中で寝そべってみる…。


わぁ〜、よみがえった、よみがえった〜、
13号地で稽古場持って、初めてかも…。
なんだかこれから稽古のない日も毎日来るよな、たぶん私!!


ちょっと掃除〜、配置換え〜、楽しいです!!
皆、驚くかな〜、それもチョット楽しみです!!


ニックネーム nari at 01:17| Comment(0) | 日記

2008年06月14日

スタンド・バイのFamilyで気分転換!!

秋葉原無差別殺傷事件があってから、ブログなど更新できない気分でいた。インターネットや、いやいや、PCに向かうことも出来ない状態…。
でも、私は13号地で制作担当である。稽古の後には「13号地稽古場日記」13号地ホームページを更新しなければならない。
読み返してみると「なんて事務的なんだろう〜」でも、仕方がない。

秋葉原のホコ天で若者達が集い(昔の原宿のようなものなのか?)今一番すごいよ、と劇団で若者に聞く…。私の秋葉原のイメージとは随分違うのだけれども…、ともかく秋葉原が血の海と化した。

犯人の「自分は携帯依存症」と言うのがどうも引っ掛かっている…。

事件を知ってより毎日体を鍛える…、無性に弱り切った自分の体を鍛えたかった…。

そんな中、13号地公演での受付のじゅんさんより電話あり。同じく受付をやってもらっている久田さんが、長年お手伝いをしている劇団、スタンド・バイの芝居を観に行きましょうとのお誘いを受ける。

笑った、泣いた!!とてもいい気分転換が出来ました!!
ありがとうムードじゅんさん、久田さんムード

終わって、3人で久しぶりに喫茶店でのおしゃべりわーい(嬉しい顔)

劇団スタンド・バイの「Family」17日まで 中野 劇場MOMOで!
ニックネーム nari at 03:52| Comment(0) | 日記

2008年06月07日

『向日葵』−新転位・21〜キャスティングの違いを楽しんだ!!

6日(金)やっと13号地主宰の加藤一也と揃って観にいけた!!

佐世保小六同級生殺害事件をあつかっている、子供達を中心にした話でありながら、演じる役者達は子供を演じると言うような「せこい」考えでは舞台に立っていない。それでも子供の執拗なこだわり、孤立がどんどん観えてくる…、面白い!!
芝居始ってすぐの役者さん達の登場、やっぱりかっこいい!!「さあ、これから私達がこの事件を解明して行きますよ。心して〜」とでも言わんばかりの登場だ。白衣のカウンセラー役の二人続いてボロボロの黒服の人たち、そして最後に白ブラウスのサトミちゃん…。サトミちゃんとお兄ちゃんの位置についたままの会話から始まる…。そしてヤスコちゃんが登場して物語がぐいぐい作られていく…。それはヤスコちゃん自身の事件への追体験のようでもあり、役者達のヤスコへの究明のようで…、面白い!!
2回目ではヤスコちゃんがサトミちゃんの首を切るところ、サトミちゃんの「わたしじゃないよ、バカ」のシーンで涙する。
1回目とは違った…。

新転位・21を観る楽しみのひとつに、キャストの役が日によって変わっていることがある。別にダブルキャストではない、不意打ちに変わっているのである。
今日もサトミちゃんが変わって、サトミちゃんが変わることで他の役の人々も細かく変わっていた。キャストが変わることで大きく芝居が変わることは絶対ないのだが、微妙な違いを感じ取れて私にはちょっとした楽しみである。

芝居観終わって山崎哲さんから飲み会に誘われる。加藤一也と一緒に先に会場に、お客様で来ていた唐十郎さん、濃野壮一さんとご一緒させて頂いた。唐十郎さんがこの前TVで拝見したそのままだったのでビックリ!!ちょっと緊張の時間、そして山崎哲さん、遅れて新転位・21の皆さんと合流…、楽しい時間を過ごさせて頂いた。

6月9日まで公演あり、山崎さんは新しく変わったサトミちゃん役の人、そして劇団員のヤスコちゃん役の人を引き連れて劇場の方に…、「あれっ、明日の調整って、これから稽古やるのかしら?」
別れ際写真を撮らせていただく、「お疲れ様でした〜」「9日(月)まで頑張って〜」









ニックネーム nari at 10:18| Comment(2) | 日記

2008年06月05日

『向日葵』<佐世保小六同級生殺害事件>―新転位・21

13号地主宰の加藤一也と待ち合わせ。加藤の予定に合わせて今日急遽予約を入れた…。
加藤は来ない、仕事の都合で来れないことに。イライラしながら中野光座に向かう。
加藤一也、成行美智子の連名で招待券を頂いている、なぜか不思議なことに連名で招待券を頂いてから二人して観れたためしがない。
 『向日葵』は佐世保小六同級生殺害事 件をあつかっている。

 舞台始まって、白衣を着たカウンセラ  ー二人そしてボロボロの黒服を着た人
 が続々舞台上に入って来る。
 その中に一人白ブラウスを着た一人、
 この事件の被害者サトミだ。
 そうして皆が配置に着き、「さあこれか  ら私達の芝居が始まりますよ〜、心し  て〜」と言わんばかりに皆位置に着く。
 斬新だ!山崎さんの発想はいつも「ハ ッ」とさせられる。

そうして物語にぐいぐいひっぱって行ってくれる。
最後のボロボロの黒服に包帯をグルグル巻きの出演者が歌を歌いながら、人形振りでグルグルと踊りながら回る所は涙がこみあげる…。


ヤスコの世界はPCの中、「自分の全てが入っている…。」まるでオタクの世界のようだが、これは小学生の世界…。ヤスコはもう現実の世界で生きれない。父母の厳しさからの逃避、PCの世界だけが彼女の自由な世界になったのだ。USBメモリーをいつも持ち歩く、ただ一人の友達サトミにPCUSBメモリーの世界の話をする。「もっともっと広い世界、正確で凄い世界…」そうだよね、果てしがなくてどこまで行くの?、私も(50歳を向かえる私にも、ちょっと分かる世界)分かるよ〜。だから怖いんだよね〜。今やPCなしの世の中って考えられない…。いくらでもヤスコちゃんはいる…。
サトミにHPのログインのIDとパスワードを教える…。なんで、なんで・・・、やっぱり小六、サトミちゃんと友達になれて嬉しかったんだよね〜。おばさんは絶対しないけれど…。
人間的なサトミちゃん、ヤスコちゃんとは対称的に。お互い解り得たかったのに、とうとう解り得なかった。その子供達のもどかしさにヤキモキ…。

山崎哲氏が常々現代の人々の食と心の問題を解いている。食すなわち、体の問題が心の問題に作用していると…。初めてそのことを聞いたとき、実はピン!と私にはこなかった。実は、昭和34年生まれの私だがその山崎氏の説く体の問題の最先端を私自身行っていたのではないか?と近頃感じている…。別に拒食症や過食症になったわけではない。でも山崎氏の言っている心と体のことは自分に身に覚えが確かにある。この芝居ではカウンセラーがヤスコに「心はどこにあると思う?」もちろん誰もが胸を押さえるだろう…。でも向日葵や植物と同じ回路だった。芝居をしている人間はなるほどと思いやすいのではないかな〜?言わば腹である…。

またPCの問題…、私はPC大好き人間である。人々がインターネットをやる前からキーパンチャーと言う仕事に付、楽しんで仕事をしていた。あるその仕事も9年目を向かえた時、体に異変を感じた。俗に言う更年期のような症状、そして失語症…。苦しんだ、なにくそっ!私はこんな弱い人間ではない!と思いながら吐き出す口がないような状態。電磁波の影響か?人一倍真面目で仕事をしていた、残業も…。そんな経験を『向日葵』は思い出させる…。

私には子供はいないが、今子供たちがPCを自由にあつかい、自分の心のよりどころとしたら、必ず体に、心に異変をきたす…。

あなたの心はどこにありますか…?

芝居の作り方、そして役者どうしのこびないすがすがしさ、対じの仕方が観るたびにはっきりして来ているよう、素晴らしいです!!

13号地のみんなっ!!絶対観てねっ!!私ももう一度観ようと思います、こんどこそ加藤と一緒に。13号地のみなさん観るときメール頂戴ねっ!!


ニックネーム nari at 02:27| Comment(0) | 観劇

2008年06月03日

6月で思うこと…、(新転位・21の折込から帰って、華子ちゃんが来ていた。)



井上ヤスミチさんの版画カレンダー(6月)、お気に入りのカレンダーだ。

6月に入り早くも東京も梅雨入りしたが、この季節になると偏頭痛の季節だなあ〜と、少し憂鬱になってしまう。私自身のことではない、実母のことを考えるのだ。
「今日は寝込んでないだろうか?」「電話してみようかな?」と、雨音を聞きながら考えてしまう…。
実母の頭痛は私が物心ついたころから凄かった。いつも枕もとに洗面器…、または這うようにいざりながらトイレに駆け込む…。そのころの頭痛薬はピリン系だったので、特に胃もやられていたらしい…。
私には姉がいる、姉は未熟児で生まれ、母からすれば苦労をしたらしい…。だからではないが私は巨漢で生まれ実母を殺しかけた、出産後は長い入院…。

まるで梅図かずおの「蛇女」の絵と母の姿をだぶらせながら、「私のせいなのかな〜」それとも「中学校での教師をやめて、いやな慣れない商売をやっているせいなのかな〜」色々と原因を考えたりもしていたが、後になって、3歳のころから頭痛がひどくころころと転がっていたと教えられた。

実母の口癖は「死んだら終わりやで〜」
きっとあの頭痛の最中は死にたいぐらい苦しんでいるだろうから…、
その「死んだら終わりやで〜」はなんか重みあったなあ〜。


6月1日(日)、新転位・21の折込に行った。行く途中後ろから紺色のジャージを着た中学生に見える可愛い女の子が、ジュースをチュウチュウ飲みながらいたのは知っていたのだが、なんと光座まで一緒に入って来た。ちらしとお酒を下げた私に「重そうですね、持ちましょうか?」と言ってくれ驚いた!!若い!可愛い!一見中学生に見えたが19才位だろうか?

そうだ6月3日〜9日まで中野光座でやる新転位・21の公演『向日葵』は佐世保小六同級生殺害事件を<壊れてしまった私たちの家族の(現在)を描く新シリーズ>でやるんだ!!

期待に胸膨らませながら、いつ観に行こうかな?と帰ると姪っ子の華子ちゃんが来ていた。
華子ちゃんは19歳、14時から青戸に来ていたと言う…。風邪気味だった…。ちょっと遊びに来たのとは違うようだ…。
「何かあったの?」その一言が言えぬまま…、ギターの話ばかり聞いて、風邪気味だからと早く眠った華子ちゃん。朝も早くに学校があるからって行っちゃった…。
ごめんね〜、なにか悩みごとがあるなら言ってね、華子ちゃん…。

ニックネーム nari at 01:40| Comment(0) | 無題